新作情報。
有刺鉄線をイメージした二組の棘を有するリングパーツに、クラック(ひび割れ)の入った逆十字のチャームパーツを垂らしたキャプティブビーズリングタイプのピアス「rucify(ルシファイ)」が、2017年10月14日に販売開始となった。
以下、公式ウェブサイトには未公開の作品写真と共に解説していく。
使用マテリアルについては、着用時に皮膚(ピアスホール)が接するリング部分にはより殺菌性の強いK18を、そして、チャームとなる逆十字とビーズ部分には全体に燻しを施したSilver925を使用しており、for DEVILが掲げるコンセプトに忠実な仕様となっている。
作品タイトルの「rucify(ルシファイ)」は、「磔(はりつけ)にする」という動詞である「Crucify」を由来としており、その頭文字である「C」を排除したもの。
サタンを表す「ルシファー(Lucifer)」の音に似た「ルシファイ」にフォーカスを当てることで、垂れ下がった逆十字チャームを目に見える形で象徴している。
また、タイトルから取り除かれた「C」は、18金のリングパーツであるC環のシルエットを暗示しており、タイトルに表記しないことで陰陽の「陰」の役割を持たせている。
これによって、Crucifyという単語の中に、顕在することで「陽」の要素を持つ硫化銀(Silver925)と隠されることで「陰」の要素を持つK18という二つのマテリアルの陰陽の関係性を見いだすことが可能となるのだ。
当ブランドの世界観においては、シルバーを「陰」、ゴールドを「陽」としている。
では、なぜ本作においては、シルバーが「陽」でゴールドが「陰」の性質を持つという逆転現象が起こっているのか。
それは、モチーフが十字架を逆さまにした「逆十字」であるからだ。
このように陰陽の要素を逆転させることによって、装身具としてのピアスの中に表裏一体の哲学と反体制的な悪魔性を埋め込んでいるのである。
以上。
公式サイトによる「rucify」作品詳細は以下。
https://xcrowxnilxtailxcockx.com/rucify.html
ご購入は以下の公式オンラインショップからどうぞ。
http://www.xcxnxtxcx.com/SHOP/1702P.html
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著/臣咲貴王