「KETER」動画公開 〜世に放たれた史上最悪のスカルリング〜

世に放たれた史上最悪のスカルリング「KETER」のプロモーション動画をYouTube上に公開した。

 

放置されたYouTubeチャンネル

当該の公式YouTubeチャンネルにおいて実に5年振りとなる動画投稿。

作成しようとしている動画の脳内プロットはいくつもあるのだが、熟考の末に優先順位が下がっていく一方で中々本腰が入らず、実体のないゴーストチャンネルと化している。

しかしながら、匙(さじ)を投げたわけではないこと、この動画を見てご理解いただければと。

 

芸術と商業のパラドックス

xCROWxNILxTAILxCOCKxは万人向けの作品を制作しているわけではないし、むしろ人を遠ざけるような世界観が個性及び売りであって、私自身の信念や思想も大多数の者が受け入れるあらゆる慣習、ルールに対して否定的である場合が多い。

その土台において、事業として効率的に利益を追いかけたい、即ち多くの人々に当ブランドの作品を購入していただきたいという気持ちは非常に矛盾しているように思えてならない。

 

近年盛んなあらゆるコンプライアンスの強化も手伝って、抑圧された憤りや社会から失われつつある反骨精神を尻目に、私の厭世観(えんせいかん)は誰にも肯定できるはずがないのだという諦め。

しかしながら、一作家にとってそのような雑念は不要な念仏。

意に介さず創作活動を続けていくことが創造責任者の務めであると、スパチュラを左手に取ることが最善であろう。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

S&F スパチュラ3本セット
価格:1,929円(税込、送料別) (2025/11/27時点)

楽天で購入

 

 

このように繰り返される堂々巡りの潮流に削られてどこか磨きがかかっていく、そのような情動の一部始終を作品の端々に感じ取っていただけるのなら、それこそ光栄なことなのだろうか。

 

以下はブログランキング。

賛助のクリックに感謝いたします。

↓ Thank you very much for your support.

にほんブログ村 ハンドメイドブログ シルバーへ
にほんブログ村

 

著/臣咲貴王



世に放たれた史上最悪のスカルリング「KETER」販売開始

私が彫金の世界に26.5センチメートルの足を踏み入れたあの日から早二十年以上が経過

専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジに入学以降、予て(かねて)より私を魅了するモチーフであった「ドクロ」の魔力に未だ依存する我が髑髏ワークの集大成、世情の常識論に唾を吐きつける史上最悪のスカルリングが完成した。

 

世に放たれた史上最悪のスカルリング xCROWxNILxTAILxCOCKx クロウニルテイルコック Silver925 K18

名を「KETER(ケテル)」という。

以下、デザインを一新した公式ウェブサイト上には未公開である蔵出し画像を交えて本作概要を解説していく。

 

デザイン概要

本作は、「BINAH(ビナー)」「CHOCHMAH(コクマ―)」に続くカバラスカルリングシリーズのラストを飾る作品であり、デザインにあたって両者の流れを汲んだ結果、スカルに山羊の頭骨をあてがうという猟奇的融合を遂げた。

世に放たれた史上最悪のスカルリング xCROWxNILxTAILxCOCKx クロウニルテイルコック Silver925 K18

世に放たれた史上最悪のスカルリング xCROWxNILxTAILxCOCKx クロウニルテイルコック Silver925 K18

 

当然の如くサードアイ(第三の目)もあしらわれており、前作CHOCHMAHにおいてその眼球は山羊のものであったが、今作の眼球はヒトのそれであり、すなわちKETERはやや論理の通用するお相手であるということを「進化」のエッセンスとして暗喩している。

世に放たれた史上最悪のスカルリング xCROWxNILxTAILxCOCKx クロウニルテイルコック Silver925 K18

 

また、CHOCHMAHのデザインでは完全に開き切って固定されていたブルータルなお口であるが、本作KETERにおいては下顎が本物の人間と同等の領域で可動するギミックが施されており、着用や鑑賞の向こう側にある欲求を充足させることができるはずだ。

世に放たれた史上最悪のスカルリング xCROWxNILxTAILxCOCKx クロウニルテイルコック Silver925 K18 下顎可動

 

信念に基づいた制作コンセプト

総重量約173グラム。

採算がどうだとか、ターゲット層がどうだとか、どういうマーケティングをするだとか、そんなうんざりするジャガイモの戯言など、このチート呪物にはまるで通用しない。

世情に媚びず、己の精神的抑圧と創造欲求を貴金属173グラムの中に余すことなく封じ込めた。

世に放たれた史上最悪のスカルリング xCROWxNILxTAILxCOCKx クロウニルテイルコック Silver925 K18

世に放たれた史上最悪のスカルリング xCROWxNILxTAILxCOCKx クロウニルテイルコック Silver925 K18 着用画像

 

凡庸(ぼんよう)派の常套(じょうとう)手段である材料費を削るためのリング内側の裏抜き行為も一切行なっていない。

貴金属価格が高騰している昨今にも関わらず、この重貴金属の怪物を世に放つというスーサイダルの極み行為。

私を怒らせるとこういうことになるのだ。

世に放たれた史上最悪のスカルリング xCROWxNILxTAILxCOCKx クロウニルテイルコック Silver925 K18

世に放たれた史上最悪のスカルリング xCROWxNILxTAILxCOCKx クロウニルテイルコック Silver925 K18

 

生まれながらの王

ユダヤの神秘主義思想カバラにおいて、各セフィラの頂点に君臨する「KETER」は「王冠」を意味しており、その情報をインプットされたこのスカルリングは存在そのものが王の顕現(けんげん)である。

八方に広がる角は、正しくKETERの抽象的イメージを有機的ラインで悪魔的に展開したものであり、この角のシルエットを王冠の象徴としてバランス良く完成させるまでに己の中でかなりの紆余曲折があった。

しかしながら、この作品を完成へと至らしめ世に吐き出せた事実に感慨もひとしおである。

世に放たれた史上最悪のスカルリング xCROWxNILxTAILxCOCKx クロウニルテイルコック Silver925 K18

 

作品のご購入は公式オンラインショップにて願い申し上げます。

KETER | xCROWxNILxTAILxCOCKx 公式オンラインショップ

KETER | xCROWxNILxTAILxCOCKx OFFICIAL WEBSITE

 

以下はブログランキング。

賛助のクリックに感謝いたします。

にほんブログ村 ハンドメイドブログ シルバーへ
にほんブログ村

 

著/臣咲貴王



3サイズへ仕様拡張「BETHLEHEM BLOODLUST」の逆襲

「BETHLEHEM BLOODLUST」のブラッシュアップ

公式ウェブサイト公式オンラインショップ共に、有刺鉄線スカルネックレス「BETHLEHEM BLOODLUST(ベツレヘム・ブラッドラスト)」のサイズ選択肢を追加、そして新しい作品画像をアップロードした。

有刺鉄線スカルネックレス BETHLEHEM BLOODLUST Silver925 K18

有刺鉄線スカルネックレス BETHLEHEM BLOODLUST Silver925 K18

 

サイズ展開の概要

既存の長さをショートサイズ(S/首周り43cm)として、新たにミディアムサイズ(M/首回り48cm)、ロングサイズ(L/首回り53cm)を追加。

以前より要望、お問い合わせがあったのだが、このタイミングでようやく実現できた。

有刺鉄線スカルネックレス BETHLEHEM BLOODLUST Silver925 K18

 

新説「BETHLEHEM BLOODLUST」

新たに題した作品のキャッチコピーは、「イエス・キリストの痛みを体感するためのネックレス」。

その刺々しさをシンボルとするBETHLEHEMBLOODLUSTのデザイン上、着用に際してやや痛みを感じることは避けられないという事実をご理解いただくために、このような鋭利さを直感するニュアンスを持つ文面にて商品価値を訴求していこうという狙いだ。

無論、当該作品の制作において常識レベルの安全性は考慮しており、刺さって血が出るほどの鋭利さは有していないものの、着用後に首から外すと跡が残る程度の獰猛さは有しているのが実際

そしてそれは、当ブランドxCROWxNILxTAILxCOCKxのコンセプト及び事業理念の一部を紛いなく具現化させたものなのである。

有刺鉄線スカルネックレス BETHLEHEM BLOODLUST Silver925 K18

 

今回の更新で最も伝えたかったこと

当ブランドは、人間社会に対する角(ツノ)であったり牙であったり、そういった反骨的な表現を本望とするブランドであり、経年と共に表現が丸くなったり、腑抜けた平和ボケの造形を作品として表現するような心づもりは決してないことを今回のブラッシュアップでは伝えたかった。

この地上に人類が蔓延り(はびこり)、争い、苦しみ続ける限り、私の嘔吐は止まらない。

クロウニルテイルコックの名において。

 

以下はブログランキング。

賛助のクリックに感謝いたします。

にほんブログ村 ハンドメイドブログ シルバーへ
にほんブログ村

 

著/臣咲貴王



DESIGN FESTA vol.60閉幕の感想を述べる

デザインフェスタvol.60、無事に閉幕。

お立ち寄りいただいた方からお買い上げいただいた方まで、今一度魂の底から謝辞を。

 

xCROWxNILxTAILxCOCKxのブース

DESIGN FESTA vol.60 デザインフェスタ xCROWxNILxTAILxCOCKx

今回、当ブランドのディスプレイで前回のvol.58と比べて目新しい点は3つ。

 

一つ目は、最新作「xNIL」のお目見え。

本年8月に発表した新作リングが初めて日の目を見る機会となった。

DESIGN FESTA vol.60 デザインフェスタ xCROWxNILxTAILxCOCKx 新作 xNIL

公式オンラインショップで「xNIL」を見る

 

二つ目は、デザインフェスタ初登場の逆十字ピアス「rucify」

展示方法を模索していたピアスだったが、ようやく答えに辿り着いた。

DESIGN FESTA vol.60 デザインフェスタ xCROWxNILxTAILxCOCKx 逆十字ピアス rucify

公式オンラインショップで「rucify」を見る

 

三つ目は、有刺鉄線ネックレス「BETHLEHEM BLOODLUST」のサイズ展開。

DESIGN FESTA vol.60 デザインフェスタ xCROWxNILxTAILxCOCKx 有刺鉄線ネックレス BETHLEHEM BLOODLUST

これまで首周り43センチメートルのワンサイズのみで展開していた規格に、新たにMサイズ(48cm)、Lサイズ(53cm)の選択肢を追加した。

このサイズ選択ついては、今後公式オンラインショップにおいても対応予定なので、暫しお待ちを。

公式オンラインショップで「BETHLEHEM BLOODLUST」を見る

 

DESIGN FESTA vol.60 デザインフェスタ xCROWxNILxTAILxCOCKx スカルリング BINAH

公式オンラインショップで「BINAH」を見る

 

DESIGN FESTA vol.60 デザインフェスタ xCROWxNILxTAILxCOCKx スカルリング CHOKHMAH

公式オンラインショップで「CHOCHMAH」を見る

 

DESIGN FESTA vol.60 デザインフェスタ xCROWxNILxTAILxCOCKx

 

感想を述べる

イベント終了後に伴う感情は毎度似たようなもので、新たなアイディア、反省点等により俄然創作意欲が湧いてくるわけだ。

近年、新作の発表ペースが著しく低い当ブランドxCROWxNILxTAILxCOCKxであるが、止まらぬ貴金属相場高騰による事業運転資金の欠乏感、それに伴う労働及び追随して伴う社会構造への怒りから来る過度なストレス、夢無き日本経済において誰もが実感しているであろう国民であることの明確なリスク。

そんな中においても、決して安くないクロウニルテイルコックの作品をご購入していただける方々に私は実質命を救われていると実感している。

 

当ブランドの運営目的は決して営利目的のみにあらず、地上社会に対する上記の憂いを吐き出し顕現(けんげん)させることにある。

そして、その感情は己がいくら年を経ても全く変わっておらず、残念なことにむしろ人類に対する否定的な感情は日々増幅するばかりなのだ

「王に頭蓋を、人類に吐瀉物を」

当ブランドが掲げるこのスローガンの意味は、「皮肉と矛盾」である。

全ての人類に対する拒絶(=吐瀉物)を示しながら、顧客の皆々様(=王)には絶望的な世界観を持つ作品(=頭蓋)を感謝と共に提供するという皮肉と矛盾。

人類即ち私とて同じように矛盾した人類なのである。

三次元のこの世界で「矛盾」を解決することはできないと知りつつも、作品を吐き出し続けるしかない。

xCROWxNILxTAILxCOCKxの全ての作品には本質的にそのような葛藤が込められており、上記の信念をもって、「ブランドとは何か?」という問いに対して「クロウニルテイルコックは間違いなくブランドである。」と私は胸を張って答えることができるのだ。

猫背の私が言うと説得力に欠けるだろうか。

DESIGN FESTA vol.60 デザインフェスタ xCROWxNILxTAILxCOCKx

 

ということで、幕を閉じたデザインフェスタ vol.60。

また来年の11月も参加予定でいるので、インターネット販売がメインの当ブランド実物にご興味があれば、発信情報を追跡願います。

 

以下はブログランキング。

賛助のクリックに感謝いたします。

にほんブログ村 ハンドメイドブログ シルバーへ
にほんブログ村

 

著/臣咲貴王