ジュエリーケースにメタル調のブランドロゴを印字したくて転写シールに頼ったら世界が拓けた

盛大に失敗した箔押し

こちらのリングケースは、昨年11月より当ブランドで提供していたものなのだが…。

xCROWxNILxTAILxCOCKx ブランドロゴ入りリングケース

xCROWxNILxTAILxCOCKx ブランドロゴ入りリングケース

 

これは、数年前の記事で紹介した当ブランドのロゴ入りジュエリーケースリング用在庫が底をついたため、装いを新たに箔押しに挑戦した結果なのだが、ご覧の通り、無様に剥離している。

 

何故こうなってしまったのかというと、当ブランドで常用しているジュエリーケース本体の構造上の問題で、ケースに直接箔押しをする事が不可能であったため、糊付きの合皮シートにロゴを箔押しした後、そのシートをカットし直接ジュエリーケースに貼り付けるという方法を採用していたのだが、時間経過によって上記の様にシートが剥がれてしまうという悪果が生じてしまったのである。

この事実を発見した時、私の背筋は凍りついた。

 

お詫び

こちらの箔押し仕様リングケースを運用中にご注文いただいたお客様には多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを、この場を借りてお詫び申し上げます。

 

失敗を糧に転写加工シールを導入

箔押しには大失敗したが、シルクスクリーン印刷では得られないメタリックなロゴの印字を諦められない私は、調査を進めるうちに転写式のメタリックシールなるものが存在することを知った。

更に、この転写加工シールは導入時のコスト面において非常に優れているという事実があったのだ。

 

ということで、即座に依頼し完成した転写シールが以下。

xCROWxNILxTAILxCOCKx ブランドロゴ入りリングケース

 

ケースに貼り付けるとこの様な仕上がり。

xCROWxNILxTAILxCOCKx ブランドロゴ入りリングケース

 

シルクスクリーン印刷では実現できない立体感もある。

xCROWxNILxTAILxCOCKx ブランドロゴ入りリングケース

 

悩みは解決し、ブランドとして一歩成長。

個人運営の甘え故、当ブランドxCROWxNILxTAILxCOCKxにおけるこの様な半人前の問題は多岐にわたり、人間故、感情論を優先することによって状態が泥沼化している部分がある。

まあ、だからといって私は私の歩き方で進むしかないわけだ。

 

尚、今回紹介したブランドロゴ入りジュエリーケースはオンラインショップ上で単品で販売中につき、どうぞ御贔屓いただければ幸い。

リング用以外のケースに関しては在庫分が無くなり次第、転写式シールを使用したメタリック仕様に変更予定となります。

以上。

 

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著/臣咲貴王



梱包資材の華麗なるアップグレード

2024年2月5日(Mon.)、しんしんたる降雪の東京に立春を悟り、年初などとうに過ぎ去りて久しく更新する今日この日。

さて、本年2月より、公式オンラインショップにてご注文いただいた商品の発送に使用する梱包資材にアップグレードを施している。

 

具体的には、納品書封入のための絢爛(けんらん)な封筒の使用、また、封緘(ふうかん)におけるシーリングワックス(封蝋)の使用。

そして、緩衝材として使用する薄葉紙(うすようし)の美麗化である。

 

シーリングワックスの使用については、かれこれ十年以上前より画策していたのであるが、苦節を経てようやく導入できる日和が訪れた。

中世ヨーロッパの侘び寂びを彷彿させるこの封蝋の世界観は、当ブランドxCROWxNILxTAILxCOCKxの理想像と堪らなくリンクしているのだ。

尚、スタンプの絵柄には、ブランド名の「CROW」とNILのイニシャル「N」を合わせた「CROWN」、即ち「王冠」の紋様を採用した。

xCROWxNILxTAILxCOCKx シーリングスタンプ シーリングワックス

xCROWxNILxTAILxCOCKx シーリングスタンプ シーリングワックス

xCROWxNILxTAILxCOCKx シーリングスタンプ シーリングワックス

 

日頃よりご愛顧いただいているお客様におかれましては、以前までの無骨な梱包からのささやかな様変わりのほど、受け取っていただけますと幸いにつき。

それでは。

 

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地金分析 ~616グラムの銀塊を貴金属リサイクルに出した結果~

前回記事の完結編。

 

不要なシルバー925を掻き集めて貴金属リサイクル(分析)に出した結果が遂に帰還した。

持ち込みから上がりまでの期間は実に3週間ほどであった。

行く宛のなかった烏合の衆(うごうのしゅう)が純銀(Silver999)の笹吹き536.6グラムとなり、堂々の凱旋(がいせん)である。

私の皮算用では570グラム弱の予定であったのだが、精錬過程における減りが数パーセントあった模様。

地金分析 貴金属リサイクル Silver925 純銀

 

尚、今回の分析にかかった代金は9,900円であった。

受け取り方法を純銀笹吹きでの地金受け取りにしたため、加工費は無しでコモキンのキャンペーン価格適用の基本料金のみでミッションが完遂(かんすい)された。

吝嗇家(りんしょくか)の私としては、実に有意義な取引ができて満足している。

地金分析 貴金属リサイクル Silver925 純銀

 

この感慨深き536.6グラムのピュアシルバーは当面のささやかな活動資銀だ。

これらを新作制作の足しにすることで、現在の慢性的な逼迫(ひっぱく)感否めぬブランド運営に多少の余裕が生まれればと願うばかりであるが、重量物の多い当ブランドにとっては536.6グラムなど前菜代わりにしかならないだろう。

地金分析 貴金属リサイクル Silver925 純銀

 

今回の分析機会は、ブランドにとっても私自身にとっても価値ある過去の清算になったと感じる。

これを機に何かが変わるだろう。

そして、変わった何かがまた何かを変えるだろう。

そうやってオセロの様に、いずれは我が世界の盤上を黒く塗り潰すのだ。

xCROWxNILxTAILxCOCKxの名において。

 

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著/臣咲貴王



銀価格高騰 〜過去作品のマスター原型を貴金属リサイクルに出す決断〜

2023年夏。

8月末期の底知れぬノスタルジアが精神を支配する今日この頃。

 

このブログでは何度も言っているが、ここ数年の金銀価格高騰の煽りを受け、手元資金に不安の大きい当ブランドの新作制作のペースは著しく低下している。

銀価格に関しては、ちょうど5年前は1グラム当たり55円前後であったものが、本日は店頭小売価格で128円という有り様。

そこへ来て、今年発表予定の新作の総重量が100グラムを超える化け物に決定するという確定事実がのしかかっているのである。

 

そんな奈落に朗報が。

彫金材料のパイオニア「コモキン」では8月31日(Thu.)まで貴金属リサイクルのキャンペーンを行なっており、本来であれば基本料金16,500円プラス1グラム当たり11円の精製費で施工される地金の分析を、9,900円プラス1グラム当たり8.8円のキャンペーン価格で行えるというのだ。

つまり、不要な地金を溶かして新たに純銀を抽出することによって、作品の鋳造原価の足しにできるということ。

よって、この好機を利用して、我が住処に眠る幾百グラムのシルバー925スクラップを掻き集める運びとなった。

 

結果、総重量616グラムのシルバー925が手元に集結。

地金分析 貴金属リサイクル

 

既に販売終了となっている過去作品のマスター原型と貯めていた地金クズの仲間達。

宇宙一のスカルリングとして販売していた「GEBURAH」のマスター原型(約250グラム)もあり、これも溶かしてやろうと決断。

 

これらを貴金属リサイクルに出したとして、およそ570グラム弱の純銀が抽出されることになる。

現在レートに換算して充分に元がとれる重量だ。

ということで、本日彼らを送り出した次第。

一ヶ月ほどかかるようなので、結果はまた改めて報告できればと。

以上。

 

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