この度、当ブランドxCROWxNILxTAILxCOCKxは、約1年ぶりの新作発表と共に、「for DEVIL」と銘打った悪魔へ向けた芸術的資産の提供を目的とするニューラインを始動させ、新たな次元のブランディングへと変革を遂げる運びとなった。
情報解禁された新設サイトを是非ご覧ください。
→ https://xcrowxnilxtailxcockx.com/
今後のxCROWxNILxTAILxCOCKxは、上記ウェブサイトを母船として活動を進めていくこととなる。
xCROWxNILxTAILxCOCKx公式の新たなプラットホームとして、ブックマークへ登録していただけるとありがたい次第。
尚、旧公式ウェブサイトに関しては、閉鎖の予定はなく、今後も残しておく予定である。
オーダーメイド品などの更新情報は、旧サイトへアップロードしていく予定。
そして、公式オンラインショップの方では、ニューライン「for DEVIL」の商品と共に、旧サイトで発表してきた商品もxCROWxNILxTAILxCOCKxのアイテムとして、これまでと変わらずお買い物が可能です。
ニューラインに関して。
「for DEVIL」のラインでは、18金(K18)と全表面に燻し(いぶし)を施した硫化銀(Silver925)のみをマテリアルとした作品を発信していきたいと考えている。
その理由としては、金や銀といった貴金属は、物理的に資産価値のある物質であり、傷付いたりすることによって価値が落ちるという心配が不要なマテリアルであるからだ。
例えば、新品で傷一つない100グラムのゴールドも、傷だらけの100グラムのゴールドも、その価値は全く同じなのである。
勿論、黒く燻したシルバーも、眩いばかりの鏡面に仕上げられたシルバーも、物質的価値は同じだ。
そこにあえて、欠けたり割れたりすることで価値のなくなる貴石などをあしらうということは、所有者にとってのリスクであるとして、for DEVILのラインでは不使用との結論に至った。
よって、あくまで資産としての貴金属マテリアルの提供を基本として、そこへデザイナーの造形による芸術的価値を融合して発信するという方針を新たに打ち立てたのである。
シルバーに関しては、全面に燻しを施すことで銀色の輝かしいイメージを吹き消すという奇行に走っているが、正当な理念があってのこと。
銀は本来、空気中の硫化水素に影響を受けやすい貴金属である。
故に、シルバー製品を長年使用していると、経年経過による硫化で表面が黒く変色してくるのが当然の化学反応だ。
定期的にメンテナンスをしていたり、空気に触れないように保管している場合を除いて、何年経っても変色しない銀製品には、ほとんどの場合、表面にロジウムなどのメッキ加工が施されているのだ。
例えばこのようなメッキ加工を施したシルバー製品を、シルバー製だと謳って販売することに対して、私は強い疑問を感じる。
それは例えば、ノーメイクだと言いながらファンデーションとマスカラだけはしっかり塗っている不正に対する違和感と同等のものであると同時に、それは決してシルバーの効力を活かす加工ではないと考えるからだ。
そのような不安を一掃するかのように、xCROWxNILxTAILxCOCKx for DEVILのシルバーには、デフォルトで全面に燻し仕上げが施されている。
もとから全てが黒ずんでいるが故に、硫化による変色を気にする必要がなく、燻し銀の色自体が自分がメッキを纏わぬ本物の銀であることを証言しているのだ。
更にそれによって、造形の悪魔的な印象をより深くイメージ付けることに成功しているとも言える。
あらゆる合理性のもとに成り立つfor DEVILラインの定着マテリアルである、この硫化銀とゴールドとの相関に関しては、新設サイト内の「ゴールド(K18)について」、「シルバー(SILVER925)について」のページにそれぞれ詳細な内容を記載している。
不変の価値を持つゴールド(K18)と、全表面に燻しを施したシルバー(Silver925)をマテリアルとした、黄金と黒銀の織り成す極上のマリアージュを堪能していただきたく思う。
そして、for DEVILラインの第一弾として発表された「BETHLEHEM BLOODLUST」。
こちらのネックレス(ブレスレット)に関する詳細は、次回の記事でお伝えしようと思う。
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著/臣咲貴王