消費者を根拠のない不安と恐怖で煽り(あおり)、メーカーにとって都合の良い方向へと扇動(せんどう)する。
とうに倫理のマスクを脱ぎ去った金融至上主義世界において、今やそれは効率的に利益をもたらすための常套手段(じょうとうしゅだん)であると言えよう。
更に都合の良いことに、消費の代償が将来高くつく可能性について、大多数の消費者は無頓着のようだ。
例えば、我々人類の多くは、5年後に100万円を貰う権利よりも今すぐに10万円を貰える権利を行使する傾向が強い。
これは正に、資産運用(投資)においてほとんどの個人投資家や機関投資家が負けてしまう本質的な原因であり、ある種動物的な生存本能の名残りであるとも言えるだろう。
また、一部の強大な企業はいつの日も政府の「上」にいることを忘れてはならない。
彼らの目的意識は我々の想像より遥かに高く、その歴史は我々の人生より遥かに長い。
我々消費者など籠(かご)の中のマウスに過ぎないのだ。
彼らの認可した餌で飼育され、揺り籠から墓場まで、消費者としての生き方しか認められない。
残念ながら、無知は自己に対する罪であり、事ある毎に祭り上げられる罪のない人々はそれに該当する加害者なのである。
プロパガンダ、洗脳、原子爆弾、公害病、サブリミナル、信用創造、カードローン、抗癌剤、抗精神病薬、電磁波、放射線、遺伝子組み換え、ワクチン…。
数えきれないトラップと暗殺されたフリーエネルギーが物語る凄惨(せいさん)たる生き地獄。
もはや無敵の地上の閻魔大王(えんまだいおう)。
聖者の叡智(えいち)など遮断されて届かない。
悪魔になり悪魔に打ち勝たなければ獲得できないのだ。
…愚痴は以上。
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著/臣咲貴王