前回記事の完結編。
不要なシルバー925を掻き集めて貴金属リサイクル(分析)に出した結果が遂に帰還した。
持ち込みから上がりまでの期間は実に3週間ほどであった。
行く宛のなかった烏合の衆(うごうのしゅう)が純銀(Silver999)の笹吹き536.6グラムとなり、堂々の凱旋(がいせん)である。
私の皮算用では570グラム弱の予定であったのだが、精錬過程における減りが数パーセントあった模様。
尚、今回の分析にかかった代金は9,900円であった。
受け取り方法を純銀笹吹きでの地金受け取りにしたため、加工費は無しでコモキンのキャンペーン価格適用の基本料金のみでミッションが完遂(かんすい)された。
吝嗇家(りんしょくか)の私としては、実に有意義な取引ができて満足している。
この感慨深き536.6グラムのピュアシルバーは当面のささやかな活動資銀だ。
これらを新作制作の足しにすることで、現在の慢性的な逼迫(ひっぱく)感否めぬブランド運営に多少の余裕が生まれればと願うばかりであるが、重量物の多い当ブランドにとっては536.6グラムなど前菜代わりにしかならないだろう。
今回の分析機会は、ブランドにとっても私自身にとっても価値ある過去の清算になったと感じる。
これを機に何かが変わるだろう。
そして、変わった何かがまた何かを変えるだろう。
そうやってオセロの様に、いずれは我が世界の盤上を黒く塗り潰すのだ。
xCROWxNILxTAILxCOCKxの名において。
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著/臣咲貴王