2020年8月2日(Sun.)。
この日、私は住処の床の模様替えを実施した。
下の画像は、今や過去の歴史と成り果てた自宅フロアの状態だ。
塩化ビニールのフロアタイルによって全体が覆われており、これは数年前に私自身が貼ったものである。
貼ったと言っても、賃貸物件故に、フロアタイルを一枚一枚敷き詰めてタイルの裏側を養生テープで固定していただけなのだが。
塩化ビニールのフロアタイルを賃貸住宅に敷くことによるデメリット
ただ、上記の簡易的な方法が重大な問題で、タイルとタイルの継ぎ目の僅かな隙間に粉塵が詰まってしまうのである。
フロアワイパーで表面を掃除しても継ぎ目に詰まった小さな粉塵は回収不能であり、寧ろ(むしろ)より多くの粉塵を詰め込んでしまっているのではと、清潔を愛する私としては、常に頭の片隅に小さなわだかまりを抱えながら生活せざるを得ない状況に不満を持っていた。
また、経年と使用に伴う劣化でタイル自体が欠けている個所も散見され、いよいよ対応が求められる時期が来ていることは明白であった。
とは言え、元のフローリングの床は私の趣味ではないし、家具や作業机の移動等で賃貸物件の床を傷付けてしまうリスクを考慮すると、やはり何かを敷くというのが適切な対応であろう。
そこで、今回初めてクッションフロアというものを試してみることとした。
クッションフロアは、塩化ビニールのフロアタイルよりも圧倒的に重量が軽く安価であり、尚且つ約180センチメートル巾のシート状なので、継ぎ目を少なくすることが可能となる。
私が選んだのはブラックサンローランという黒大理石調のデザインのクッションフロア。
施工と完成
作業に移ろう。
尚、施工日はフローリングの環境を考慮し、湿度が下降トレンドに入る梅雨明けを待った。
タイルを全て剥がすと、悍ましき(おぞましき)粉塵と共に長年蓋をされていたフローリング、すなわち我が家の真の姿が顔を現す。
迅速に清掃した後、すかさずクッションフロアを貼る下準備へ。
フローリングにマスキングテープを貼り巡らせ、その上から両面テープを貼る。
壁紙を貼った時と同様、これで今後退去する際の現状復帰対策は万全となる。
6畳足らずの控えめな部屋であるが、家具等の移動やフロアシートの細かいサイズ調整に手間取り、結果的に7時間ほど費やして施工完了となった。
さて、こちらが黒大理石調のクッションフロアを貼り終えたアフター画像だ。
クッションフロアの評価
光沢感のあったタイルと比較して、非常にマットで尚且つラグジュアリーな印象に様変わり。
もはや引っ越したも同然だ。
デメリットとしては、耐久性に欠ける点だろうか。
クッションフロアシートは、表面の模様が印刷されている薄いシート層と裏面のクッション層に分かれており、重い物を引きずるなどした場合にシート層がいとも簡単に破れてしまうことが懸念されるので、長期的にはやはり消耗品として捉えるのが良かろう。
しかしながら、衝撃の吸収性に優れており、物を落としてしまった際の衝撃を和らげてくれるという偉大なメリットがある。
また、包み込まれるように柔和な歩き心地にも非常に好感が持てる。
全体として、以前の様相に比べると圧倒的に満足であり、施工後の光景を見て恍惚に値する情動を覚えたことは言うまでもなかろう。
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著/臣咲貴王