ヴィーガンから乳卵菜食者に回帰、一ヶ月後の経過報告

ラクト・オボ・ベジタリアン

長年のヴィーガン(完全菜食主義)生活と肉体労働の両立によって、手足に慢性的な痺れが発現する症状に見舞われていた私。

一先ず、食事療法として試しに乳製品と卵の摂取を許容するラクト・オボ・ベジタリアン(乳卵菜食主義者)へと回帰したわけだが、あれから一ヶ月が経過したので、その経過報告をしておく。

 

食生活を切り替えた理由は、痺れの原因をビタミンB12の欠乏であると自己診断したからだ。

ヴィーガンに欠乏にしがちな栄養素であるビタミンB12であるが、このビタミンB12の欠乏による症例の中に手足の痺れが含まれており、私もこれに該当すると考えたのである。

痺れの要因がビタミンB12欠乏による末梢神経の不具合であると仮定するならば、完全栄養食品の異名を持つ卵にも僅かながら含まれるビタミンB12を摂取し続けることによって、体内に失われたビタミンB12を取り戻し、症状を改善することができるはずであると。

 

結論から報告すると、一ヶ月後の現在、手足の痺れの症状はすっかり改善された。

最初の一週間は、食事内容の天変地異的な変化によって崩れ落ちた完全菜食主義者としての自らのゲシュタルトと症状改善に対する期待と不安が複雑に入り混じり、自分が自分でないような変性意識状態に陥っていたが、二週間後辺りに徐々に症状の緩和がみられ始めた頃には、それがすっかり自分になっていた。

乳卵菜食主義者というその存在が自分であるということを潜在意識がようやく認識したのだろう。

 

以前は、足を組むなど神経に少しでも負荷がかかる体勢時において痺れの症状が即座に確認されたが、今は全くない。

立っているだけで手が痺れて指が攣るような無慈悲な症状についても一切発現しなくなった。

よって、やはりビタミンB12の欠乏と過度な肉体労働という悪条件が融合することによって、末梢神経系に不具合が生じ痺れが発生していたのだと結論づけるのが合理的であるだろう。

 

そして、今後の食生活についてだが、現状の生活環境を維持する限りは、ラクト・オボ・ベジタリアンという選択を継続することとした。

よって、ヴィーガンは一旦卒業。

自己の人生を完全に構築するにあたっては、ヴィーガンという選択はより好ましいのだが、現在地での環境と体調を考慮すると、人生の摩耗の激しさ故にそういうわけにもいかないという判断だ。

 

2011年、肉食者から乳卵菜食主義者になり、2015年には乳卵菜食主義者から完全菜食主義者へ、そして2019年、完全菜食主義者から再度乳卵菜食主義者に返り咲き。

これまで幾度となく食生活を変容させてきた私だが、食事が人生を変えるという文言が、今回ほど身に沁みたのは初めてだ。

実際に、そして明確に体調の変化を実感することができたのだから。

かつて、雑食者から初めてラクト・オボ・ベジタリアンになった頃、身体が浮遊するかのごとく軽くなったような変化が明確に感じ取られた経験があるが、その時のように自らの手で人生を変化させたという実感がある。

 

3年以上ヴィーガンを貫いた私にとって、もはやラクト・オボ・ベジタリアンの継続など赤子の手を捻るがごとく楽勝な食事様式であり、ストイックであるとは微塵も感じないのだが、まあ、そんな私を今後もよしなにお願いしたい。

鶏卵に感謝を込めて。

 

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著/臣咲貴王



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