「xCROWxNILxTAILxCOCKxは、現実世界に対する物理的な働きかけによって、その存在を証明することを使命とする。」(xCROWxNILxTAILxCOCKx for DEVIL 七大使命より)
xCROWxNILxTAILxCOCKx for DEVIL公式ウェブサイトリニューアルに伴い、ウェブサイト上にブランドコンセプト及び事業理念という形で、「七大使命(ななだいしめい)」というコンテンツを掲載した。
こちらは、当ブランドが世に掲げる使命を七つの項目に分類して掘り下げたものであり、全七章で構成されたこれらの文面については、今後のブランド成長に伴ってその都度修正を加えていくつもりでいる。
堅牢なブランディングをより明確に伝えていくために精進したい。
さて、今回より全七回にわたって、この七大使命についての補足的な解説をしていこうと思う。
今回は、第一章「存在の証明」の解説。
ちなみに、以下が第一章全文の引用となる。(2018年4月時点)
“2011年4月より活動を開始した「xCROWxNILxTAILxCOCKx | クロウニルテイルコック」。
そのブランド名は、創造責任者である臣咲貴王が2006年に立ち上げたシルバーアクセサリーブランド「×黒×鬼×帝×國×(クロオニテイコク)」に英単語を当てはめた空耳英語に由来している。
xCROWxNILxTAILxCOCKxの前身ブランドであった×黒×鬼×帝×國×は、現代の支配的な金融資本主義社会のピラミッドの下層で隷属的に管理されている我々ホモ・サピエンスの行き場のない憤りの感情を根源として生み出されたブランドであった。
「Jewelry of the Underground」のコンセプトを元に発表されてきた当時の作品は現在では購入不可能となっており、造形技術の向上及び世界観の拡張を目的としてxCROWxNILxTAILxCOCKxの旗揚げと入れ代わりでその活動の幕を下ろした。
そして、2011年創設のxCROWxNILxTAILxCOCKxは、更に創造性の高みを目指すべく、2016年に「for DEVIL」という同ブランドのニューラインとして、ゴールドとシルバー(硫化銀)の融合による悪魔的な世界観を打ち立て、現在に至る。”
以上、公式ウェブサイトより引用。
第一章は「存在の証明」ということで、当ブランドがまだ×黒×鬼×帝×國×として活動していた時代に遡り、そこから現在のxCROWxNILxTAILxCOCKx創設に至るまでの経緯を、「ブランドの歴史」として端的に示している。
私が、2006年3月に専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジを卒業すると同時に活動を開始した×黒×鬼×帝×國×であるが、現在のゴールド&シルバーアクセサリーブランドとしての様相は、当時の自分には少なくとも具体的には想像できなかった。
しかしながら、創設当初の抽象的な目論見では、これまでの歴史になかったようなブランドとして成長していこうという意欲を持っていたことは確かであり、現ブランドの異端な様相はその志が呼び寄せた未来であるといえるだろう。
本章は、存在という概念について外界へ向けた能動的な提示をしていくことを当ブランドのひとつの使命として定義したものである。
自己の存在を体感できるのは他者ではなく個人の感覚器官であるが、その感覚をブランドの活動という物理的な形で外部に共有することによって、受け手には多かれ少なかれ共鳴が生じるはずだ。
ここでいう共鳴とは、共通認識部分があるからこそ当ブランドの存在を認識できるという意味であり、それによって情報空間の中で自己という形に切り取られた「分離」の二元的意識を「全てが一体である」という非二元的な概念に近づけることができるのである。
つまり、当ブランドがその存在を発信することによって、内的世界(自己)と外界(自己でないもの)との隔たりを調和させるという使命が第一章の本質となる。
生死、善悪など、陰陽の二元論によって成り立つ我々の精神構造を非二元へと進化させる意義については、この後に出てくる章で説明できればと思う。
ということで、第一章の補足は以上。
次回は第二章について解説する。
公式ウェブサイトはこちら。
xCROWxNILxTAILxCOCKx for DEVIL公式ウェブサイト
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著/臣咲貴王