アーティスト写真にみる白カラーコンタクトの実装

臣咲貴王 白カラーコンタクト

新章へ突入したxCROWxNILxTAILxCOCKxの新設公式ウェブサイト公開と共に、新たに撮影したプロフィール写真もアップロードしている。

 

遡って、私が二十歳の頃、個人事業主として×黒×鬼×帝×國×というブランドを立ち上げ、いわゆる彫金作家としての活動を単独で開始するにあたって、ヴィジュアル系音楽シーンを彷彿とさせるメイクを施した状態をデザイナー像として固定する考えは、当初から固まっていた。

自己の世界観をブランディングしていくにあたって、単に作品のコンセプトだけに視点を定めるのではなく、制作者自身の像にもそれに相応しいイメージがあった方が、社会構造に異を唱えるブランドの理念に対する説得力が増すというセルフプロデュースの観点からである。

また、単純に化粧をしていた方がある種の面白さを提供できるからという理由もあり、それは服装規定という名の桎梏の下に統制された社会人の大量生産システムに対する皮肉の表現でもある。

 

そして、その初志はxCROWxNILxTAILxCOCKxにブランド名を改称し、あれから十年を経て活動を続ける現在でも曲げようとは考えていない。

また、その厭世的な視点が経年と共に拡張し、ヴィーガンとなった現在の私の生活に多大な影響を及ぼしていることに、当時の私は気付くことすらなかっただろう。

 

今回のアーティスト写真は、使い捨ての1DAYホワイトカラーコンタクトを装用することで、言わば現世社会の深淵を見つめる虚無感を表現しているのである。

 

個人的な感想として、着用感は決して良いとは言えず、私の眼球にとってはいささか異物感を感じざるを得ない仕様であったが、発色は良好であったので、短時間の装用であれば推奨できる品質を保っているのではないだろうか。

パッケージはこのような感じ。

ホワイトカラーコンタクトレンズ

 

個人的には、下のマンソンホワイトも好きだが、こちらは開封後の装用可能期間が1ヶ月間のマンスリーレンズとなる。

しかしながら、近年はイベントやアーティストとしての写真を残す目的以外では化ける機会がほとんどないので、Marilyn Manson(マリリン・マンソン)でもない限り、廉価な使い捨てレンズを選択したほうが経済的であるという判断を下したのだ。

 

個人事業主として、十年の歳月が流れた今でもこの様な出で立ちで構えて活動を続けているという事実においては、若気の至りなどという半端な意志ではなく、信念からこの活動に精進しているのだということを連想していただけたなら幸いである。

そして、この記事をここまで読んでいただいた方へ。

3年後のプロフィール写真でも私がメイクをしていたなら、揺るがぬ信念への賞賛として、我が全霊の具現である作品の一つでも購入していただければありがたい。

今すぐにでも構わないが。

 

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著/臣咲貴王



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