デザインフェスタVOL.43開催模様 ~E-248 xCROWxNILxTAILxCOCKx~

デザインフェスタVOL.43が程なく終了したので、その開催模様の報告を。

5月14日(Sat.)、5月15日(Sun.)の二日間を通して昼間の地上界に降り立つという無茶をしたので、いささかなる疲労を感じずにはいられないが。

 

出展ブースナンバーはE-248。

デザインフェスタVOL.43 E-248 xCROWxNILxTAILxCOCKx

当ブランドxCROWxNILxTAILxCOCKxのディスプレイはこのようであった。

ベルベット調の赤い布を張った烏色の額縁を土台として、商品を陳列するスタイルは前回のVOL.42と変わらず。

 

デザインフェスタVOL.43 E-248 xCROWxNILxTAILxCOCKx

 

デザインフェスタVOL.43 E-248 xCROWxNILxTAILxCOCKx

デザインフェスタVOL.43 E-248 xCROWxNILxTAILxCOCKx

 

デザインフェスタVOL.43 E-248 xCROWxNILxTAILxCOCKx

 

デザインフェスタVOL.43 E-248 xCROWxNILxTAILxCOCKx

宇宙一のスカルリング「GEBURAH(ゲブラー)」を中心に、当ブランドのラインナップの半数以上を展示販売した。

 

デザインフェスタVOL.43 E-248 xCROWxNILxTAILxCOCKx

公式オンラインショップで販売中のワックスサンプルも2点のみ出展。

 

私などは、店舗スタッフに熱烈な接客をされることに対して強烈に忌避する傾向にある人種なので、自分からはお客様に声をかけない地蔵スタイルの接客を基本としている。

聞きたいことがあれば、お客様から声がかかるだろうし、それを待たずして相手が必要としていない商品スペックに関してつらつらと語る姿に、アーティストとしての品性を見いだすことができないという理由もある。

しかし、ああしてレンタル備品のパイプ椅子に長時間鎮座していると、神聖なる睡魔の魅力に自分の存在意義を吸い取られそうになる瞬間が多々ある点において、品性があるかと問われると甚だ疑問ではある。

たまに立ち上がってみたり。

 

そんなことで、二日間のイベント期間を無事に終えたわけであるが、約3,400にのぼるブースが犇めく中から、偶然であるなしに関わらず当ブースに立ち寄っていただいた方々には、悪魔たりとも感謝を述べずにはいられない所存である。

 

そして、次の記事では、今回合同出展となったアトリエちぃぷぅの展示模様についてもご紹介しようと思うので。

 

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著/臣咲貴王



デザインフェスタVOL.43への出展告知

2016年5月14日(SAT.)-5月15日(SUN.)の二日間に亘って東京ビッグサイトにて開催されるインターナショナルアートイベント、「デザインフェスタVOL.43」にxCROWxNILxTAILxCOCKxも出展する運びとなっているので告知を…

 

今回は、前回のVOL.42と同様、猫アクセサリーを販売しているアトリエちぃぷぅとのツーマンセル出展となり、W1.8m×D0.9mのSブースの半分を領地とし、当ブランドの商品を所狭しと陳列予定である。

 

出展ブースナンバーは、会場1階のE-248となる。

デザインフェスタVOL.43 E-248

会場は、約3,400の出展ブースで溢れかえる予定となっているが、万が一、このブログ記事に誘発されてお越しの際は、当ブースを意識いただければと思う。

→ チケット情報

 

当日は、私もブース内に鎮座予定。

ご来場の方々とのコミュニケーションは特に求めていないので、私から会話を仕掛けることは通常ないが、何か聞きたいことがあればなけなしの愛想笑いで対応させていただくので、何なりと。

 

デザインフェスタには2012年から何度か参加しているが、近年、出展希望者の増加に伴い出展の可否が抽選によって決定されるようになっているため、必ず毎回参加できるわけではない。

今回も、2015年12月15日時点で一度は落選したものの、その後12月28日の望み薄き繰り上げ当選に拾われ、捨て犬心地で出展する運びとなったのである。

 

xCROWxNILxTAILxCOCKxは現状、展示、販売イベントに対する精力的な参加意欲を示しているわけではないので、取り扱い店舗に納品している数点の商品を除くと、デザインフェスタは当ブランドの商品を生で見ることができる唯一の機会であると言っていいだろう。

とは言え、xCROWxNILxTAILxCOCKxとしては、前回2015年11月のデザインフェスタVOL.42以降、新作も発表しておらず、ほぼ同じ出展内容、むしろアイテム数を少々削いだディスプレイとなる予定であり、前回目にした方にとっては目新しい刺激は期待できないと断言できる。

しかしながら、今回は合同出展のアトリエちぃぷぅとのコラボレーション企画が温められており、その点で違った趣きが見られるかもしれない。

 

前述の通り、本イベントは出展者数、そして来場者数共に大盛況であるとポジティブな表現が可能な大型の催しである。

しかし、来場者は圧倒的に女性が多く、基本悪魔的なメンズデザインで売っている当ブランドの九分九厘の現実としては、蠢く人混みの中に佇む蒲公英のような気持ちで店番をせざるを得ないのが実態といえる面もある。

故に、特に壮大な希望を抱いてデザインフェスタに出展するわけではないにせよ、このイベントに対する僅かな期待は抱いているので、その辺りの秘めた志を蒲公英を摘みに来た幸運の悪魔にでも拾われればと願っている。

 

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著/臣咲貴王



オーダーメイドPt900ハートネックレス作業報告とプラチナの浅知恵

受注を承っていたフルオーダーメイドのプラチナネックレスが完成。

フルオーダープラチナハートネックレス

 

今回、デザインは全てお客様のご指定で、二つのハートの輪郭が寄り添い交差するトップの両脇に、うねりを加えたワイヤーデザインをあしらったネックレスとなっている。

フルオーダープラチナハートネックレス

 

チェーンは、楕円形の丸環と円形の丸環が交互に繋げられた「ショート&ロング」という種類のものを仕入れた。

マテリアルはPt900を使用(チェーンパーツは一部Pt850)。

「Pt」については、この記事の後半で述べようと思う。

 

トップの制作は、ロストワックスによる技法で執り行った。

ロストワックスとは、ワックス原型を制作し、それを基にして作った鋳型(いがた)の中に地金(今回はPt900)を流し込む方法で、鋳造(ちゅうぞう)という技術である。

xCROWxNILxTAILxCOCKxの商品も、ほぼこのロストワックスによって制作されており、上記の鋳造工程だけは外部の信頼できる専門業者に外注している。

 

そして、今回は贈呈用としてネックレス専用のジュエリーケースをご用意させていただいた。

ネックレス用ジュエリーボックス

 

プラチナの品格に添えるには無垢なホワイト系が適切と考え、白(アイボリー)を選択。

ネックレス用ジュエリーボックス

ネックレス用ジュエリーボックス

 

こちらのジュエリーボックスだが、レザー調で期待以上に高級感があり、品質が高かったことは収獲であった。

当ブランド商品の住処としても、今後の導入をかなり前向きに検討中である。

ネットショップに商品画像が少なかったので不安視していたが、杞憂に終わった。

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価格:1090円(税込、送料別)

 

ゴールド&シルバーアクセサリーブランドと銘打っているが故に、xCROWxNILxTAILxCOCKxでは普段、Silver925かK18しか素材としては使用しておらず、プラチナは専門ではないが、制作自体は可能である。

1,768.3℃という高い融点を示すプラチナは、ロウ付け(溶接)の際にロウ材が流れにくかったり、地金が粘り強い性質を持っているため、鋳造後の研磨作業に関しても難航しがちな不撓不屈の精神が宿ったマテリアルであると認識している。

 

更に、比重も21.3と数値が高い。

「比重」とは、水を1と仮定した場合の、同一体積での物質の重さを相対的に表した数値のことである。

つまり、1リットルのペットボトルに入った水は1キログラムだが、1リットルのペットボトルに入った純プラチナは21.3キログラムということを示している。

ちなみに、ゴールド(純金)の比重が19.3、シルバー(純銀)の比重が10.5であることを考えると、プラチナが重量級の貴金属であることを物語っていると容易に理解できるだろう。

なので例えば、当ブランドxCROWxNILxTAILxCOCKxの約38グラムのシルバー925製スカルリング「IESOD」をプラチナで制作すると、同じ体積であるにも関わらずプラチナ製の方は70グラム台にまでウェイトアップするのである。

 

Ptとは。

いわゆるプラチナ、白金(はっきん)とも呼ばれるレアメタルである。

業界一般にみる貴金属の含有率は、百分率のパーセントではなく千分率のパーミルで表される。

よって、「Pt900」という刻印が打刻してあるプラチナ製品は1000分の900がプラチナで、1000分の100は他の金属(割り金)であるということを示している。

何故、他の金属を混合するのかというと、プラチナ1000パーミルでは柔らか過ぎてジュエリーとしての耐久性に欠けることが理由とされており、プラチナ製品には割り金としてパラジウムが混ぜられることが一般的だ。

今作のハートとワイヤーパーツはPt900仕様で、「Pt900」の刻印を打刻してある。

Pt900刻印

 

個人的なポリシーの話となるが、オーダーメイドだけに関わらず、ご注文やご依頼をいただくことは嬉しい。

なぜなら、自分の労力と引き換えにお金を頂けるからであり、そのお金で生活が潤うかもしれないという期待を持てるからである。

要は、欲望を基礎とする脳内の報酬回路が働き、自身の喜びに直結するのだ。

よく、「お客様の喜びが私達の喜びです。」などと、空想のキリストのような戯言を曰っている事業者がいるが、喜びが欲しいだけなら諸経費だけ頂いて無料で働けという話なので、自己の利益を計算している時点で、そんな台詞はあざといまやかしに成り下がらざるを得ない。

お客様の喜びはお客様の喜びなのであり、事業者にとっては、「お客様のお金が私達の喜び」なのだ。

都合良く美辞麗句を並べてイメージアップを図る企業の演出は茶番でしかないと、個人的には常々憤りを感じる。

勿論、商品に対するお客様の喜びが伝わり、私自身がポジティブな感情を抱く状況を事実として経験することはある。

しかし、私はそのためにこのブランドを運営しているわけではない。

お金のため、自己承認欲求を満たすため、自分の世界観を完成へと導くため、そしてお金のため、という利己的な土台の上に存在する事業であり、お客様の喜びという要素に関しては、雀の涙程度にしか意識していないことを、正直にここに記しておきたい。

 

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著/臣咲貴王



完全菜食主義者としての立ち振る舞い方

プロフィールにも明記してあるとおり、私は2016年現在、ベジタリアンの食生活を5年以上謳歌している。

 

ベジタリアンとは、動物性の食品を摂らない菜食主義者のことであるが、このベジタリアンには様々な種類が存在する。

  • 肉を食べないだけで、魚介類などは普通に食す「ノンミートイーター」
  • 肉、魚介類は食べないが、卵や乳製品は食べる「ラクト・オボ・ベジタリアン」
  • 動物性食品を一切摂らない「ヴィーガン」
  • 果物や種しか食べない「フルータリアン」
  • 固形物の一切を断絶し、光と空気を摂取することで生命を維持するという無理ゲーなる究極形態「ブリザリアン」

など…

 

その中でも、私は現在ヴィーガンの位置におり、菜食の中でも難易度は高めの動物性食品を一切摂らないという食スタイルに身を置いている。

なので、肉全般、魚介類、卵、乳製品や、それらを使用した加工食品も基本食べない。

現代日本でこの食スタイルを貫くことは、人生というクエストにおいてまさに、「強くてニューゲーム」を選択することに値する勇猛果敢な行為であるだろう。

 

元来、私は普通に肉を食べる愚直な雑食者であったが、意識の変化から25歳の頃にベジタリアンにシフトチェンジしたのだ。

始めはラクト・オボ・ベジタリアンからスタートし、食品に関する知識を深めつつ徐々に身体を慣らしていき、2015年にようやくヴィーガンに進化を遂げた。

肉食界を辞して間もない頃は、ヴィーガンになるなど雲を掴むような神話的概念であったが、結果として無理なくヴィーガンに移行し、今では当たり前のように完全菜食の道を孤独に歩んでいる。

 

ベジタリアンになる理由は人それぞれであるだろう。

健康意識からの体質改善目的であったり、動物愛護の観点からくる倫理的理由であったり、元々の体質、宗教的理由など様々であると思う。

ちなみに、私がベジタリアンになった理由は一言で巧みな表現をするのは難しいところである。

それは、先進国の食肉産業に対する不信感から始まり、倫理的観念に反旗を掲げるがごとき屠殺環境に垣間見る疑問符、動物性食品が人体に及ぼし得る悪影響の考察や発癌性の示唆、スポンサーである非人道的食品メーカーに媚びて肉食を煽るマスメディアの利己的な宣伝活動に対する憤りや、そこから生まれる本国運営方針への強い猜疑心を母体とする反骨精神の表れ。

そして、ゴールド&シルバーアクセサリーブランド「xCROWxNILxTAILxCOCKx」の運営責任者としてのブランディングにおける精神性に説得力を付加する目的であったり、肉食廃止による私個人の身体的変化とそれが及ぼす人生への影響に対する期待感も非常に大きい要素であった。

 

これは現時点での結論に過ぎないが、私はベジタリアンになってから体調を崩したことはなく、5年間全くの健康体を維持している。

また、風邪を引いたとしても風邪気味以上の苦痛を伴うことはなく、二日もあれば完全復活可能な身体に仕上がっている。

それは、事実として免疫力が向上したのか、肉食の弊害を知識として蓄えたことによる精神的なプラシーボ効果の現れなのか、または他の何らかの要素が影響したのか、それを完全証明することは不可能だろう。

しかし、事実としてベジタリアンになってから、私が以前より優れた身体機能を手にしていることは確かなのだ。

 

余談であるが、私は完全菜食者ではあるものの、その決定権は己にあるので、年に2回だけは魚介類を食べても構わないという独自のしきたりを設けている。

そして、もう一つの自己ルールとして、稀に発生する洋菓子などの頂き物については、卵、乳製品を使用したものであっても摂取可というグレーなルール設定もしてある。

まだそこまで人間を捨てていないので、お断りすることで角が立つことを回避したいのだ。

但し、肉は鳥肉、豚肉、牛肉、たとえ人肉であっても断じて食さない。

あと、ベジタリアンの項目からはピントがずれるが、危険性が示唆される食品添加物が添加された加工食品についても避けるようにしていたりと、独自の複雑な食文化を築いているお陰で、俗世間との乖離感が否めない点が玉に瑕である。

 

賛否に関係なく、私は一人のクリエイター、芸術家、表現者としてあらゆる視点から世界を鳥瞰図で捉え、それが社会の流れに背く行為であるとしても、個の正当な道筋を追求し続けることは一種のカリスマ性を宿すうえでも重要な責務であると考えている。

勿論、ヴィーガンというステージは私のゴールではなく、食生活のデザインに関しては今後においても展望を孕んでいるので、鬼が出るか仏が出るか、行く末に興味を持っていただければありがたい限りである。

 

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xCROWxNILxTAILxCOCKxへのお問い合わせに関するブラックな事情

当ブランドへのお問い合わせに関して。

 

xCROWxNILxTAILxCOCKxでは、公式ウェブサイト上で白日の下に電話番号(携帯)を晒しているが、基本的にお電話ではなくメールにてお問い合わせいただけるとありがたいです。

理由として、まず当ブランドは個人で運営しており、私自身が不規則な生活を送っているという個人的な要素が影響して日中の対応が不可能な場合が多いこと。

また、作業中などであれば勿論対応できない。

そして、お客様ではなく企業から電話がかかってくることも多く、特にSEO業者の「御社のホームページを拝見してお電話させていただきました。」という、もはや聞き飽きたフレーズからの不要なサービス提供に関する話をご丁寧に拝聴するほどの無駄な時間は持ち合わせていないという理由もあり、未登録の電話番号からのコールに反射することはない。

であるからして、どうしてもお電話で用件を伝達したいという場合は、留守番電話サービスにメッセージを残しておいていただければ、企業の営業電話でなくお客様からのお問い合わせであると判断次第、時間を縫ってこちらからかけ直させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

立派な会社ともなるとそういった電話対応も企業イメージに関わる業務の一環であるといえる。

だが私は個人事業主であるし、集団意識が生み出す煩い事に積極的に関わる必要性についても害悪だと判断している。

自分のルールに基づいたフリーランスな運営が可能であり、日本国独自の無駄なうわべ付き合いのレールの上を足並み揃えて歩く行為に背を向ける日陰の事業としての存在を構築することをモットーとしているのだ。

結局、企業側からこちらへコンタクトをとってくる場合は、九分九厘当方からマネーを搾取することが目的なのだから、特にSEO対策などという不確実な事業には関わるだけ損である。

「御社の商品が大変素晴らしかったので…」などと、使い古された口説き文句を放たれたところで微塵も嬉しくないし、私の心の氷解は望めるはずもない。

 

090、080から始まる電話番号からのコールはお客様個人からの可能性も高い為、可能な限り対応する傾向はあるにせよ、やはり当ブランドはメール連絡を基本としている。

そもそも、即時の判断を求められる直接会話よりメールの方が双方に文章を噛み砕く時間的猶予が与えられるので、お互い適切な返答をしやすいのだ。

 

以上、xCROWxNILxTAILxCOCKxは社会的企業などではなく、個人経営のブランドなので、その辺りのルールを私個人の事情に合わせて決めていることをご理解いただければという記事。

 

追記として、特定商取引法に基づきウェブサイト上に住所も記載してあるが、こちらは店舗ではないので訪れていただいても対応いたしかねますので悪しからず。

世捨て人男性が世を忍んで暮らしているだけなので…

 

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クリエイターとしての燻る葉巻の世界観

厭世思想のこの私だが、この世における小さな楽しみを一つ開拓しつつある。

それは、葉巻。

以前より、シガリロ(ドライシガー)というシガレットサイズの葉巻を稀に嗜むことはあったのだが、最近は湿度管理の必要なプレミアムシガーにも目覚め、シガー熱が覚醒傾向にある。

 

ちなみに、この記事のアイキャッチ画像に指定している葉巻は、ドイツのブランド、ダヌマンのドライシガー(DANNEMANN TUBES PURE HAVANA FILTER)。

 

そもそもだが、私は嫌煙志向の人種である。

そして、私の嫌煙思想を構築する根源となるものはやはりシガレット、膨大なる添加物に毒された粗末な紙巻タバコの蔓延と非喫煙者への配慮に欠ける喫煙マナーの横行に他ならないが、2010年代の本国における煙縮の流れにおいてそんな主張は機能する必要もなくなった。

 

葉巻の本分は香りを愉しむことにある。

紙巻タバコのように、生き急ぐがごとく数分でニコチンやタール、添加物を肺に詰め込むのではなく、あくまで口腔界隈に紫煙を燻らせ時の流れと共にその香りを厳かに愉しむ行為がシガーの醍醐味であるだろう。

一本を灰と化すのに、シガリロだと15~20分、プレミアムシガーであれば30~90分程度の時間が必要となるため、相応の余裕を確保せねばならず、私は今のところ、プレミアムシガーは月に一本以下、シガリロであれば週に三、四本のペースで消費している。

この程度であれば、人体への致命的な健康被害、そしてニコチンに対する依存症が花開く心配も少なかろうという独断。

 

私は特に、原則無添加のプレミアムシガーは勿論、シガリロに関しても添加物使用や人工的着香を施していないであろうナチュラルなシガーを好んで常習しており、あくまで自然派を求道している。

当然、ニコチンは葉巻にも含まれており、その量はタバコの比ではないが、葉巻には紙巻タバコのような発癌性の指摘される諸々の添加物が使用されていない点で私の心をくすぐるのだ。

 

そして、一般的にヒール扱いされるニコチンであるが、ニコチンを摂取するとヒトの脳内にドーパミン、セロトニンが分泌され、絶大なるリラックス効果を得ることができる。

我々ホモ・サピエンスの脳は、アセチルコリンという神経伝達物質がいっぱいになると快楽物質であるドーパミンを分泌させ、更にドーパミンの量をコントロールするために神経系に幸福感を及ぼすセロトニンが分泌される仕組みとなっている。

で、このアセチルコリンはニコチンと構造が似ており、脳がニコチンをアセチルコリンだと勘違いすることによって脳がこのような快楽を得るシステムとなっているようだ。

この構造は、喫煙がアルツハイマー型認知症やパーキンソン病などのリスクを軽減する効果があるとされる所以だと思われる。

そして、ニコチン摂取が過剰になり、脳がアセチルコリンの生産をやめてしまい、常にニコチンの摂取を待ち望む成れの果て状態に陥ってしまうことをニコチン依存症と呼ぶ。

脳がニートになるのだ。

ちなみに、人間のIQは一定ではなく、リラックスした状態ではIQが上昇する。

逆に緊張した状態ではIQが下がり、本来のパフォーマンス能力を脅かすことになる。

故に、ニコチン摂取によって想像力が高まることは、クリエイティブな業を司る者にとっては特に重宝し得る効果だといえるのではないだろうか。

 

私個人の習性として、煙によって衣服や生活空間に煙の匂いが付着することを執拗に嫌うので、自身も人前や部屋の中で葉巻を吸うことは一切ない。

ならば如何なる環境で葉巻を吸うのかというと、専らバスルームで半身浴をしながらウィスキーやラム酒、紅茶などと共に愉しむスタイルが最適な喫煙環境であると結論している。

シガリロ

入浴の流れの最初に葉巻の時間を取り入れているのだ。

一糸纏わずリラックスした状態で吹かす葉巻の芳香は格別であり、事後に洗体、洗髪するので匂いも着かず、即座に歯も磨けるので色素沈着問題の対策にもなり得る実に合理的な環境ではなかろうか。

 

自分に合った上質なシガーは、選民意識の芽生えを確信せざるを得ないほどの多幸感で脳を満たすことができるポテンシャルを秘めていると表現できる。

今後また、葉巻の記事を著す機会があれば、レビュー記事なども投稿していこうかと思い描く所存ゆえ、これにて。

 

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著/臣咲貴王