王の鼻舌 ♯11「PUNCH PUNCH-PUNCH | パンチ パンチ・パンチ」

PUNCH PUNCH パンチ パンチ

「王の鼻舌」第十一回。

 

今回は、キューバ産の「PUNCH PUNCH-PUNCH | パンチ パンチ・パンチ」。

高貴な価格帯のプレミアムシガーである。

非常に前へ前へと出てきそうなネーミングのシガーであるが、その本質はいかなるものなのか。

 

手にした感覚は、ロブストサイズよりやや細い印象のミディアムサイズ。

ラッパーに鼻を近付けると、気高くスモーキーな香り高さが感じられる。

 

徐(おもむろ)に着火。

いと雅なフレイバーで、どことなく古都を彷彿させる。

お香を焚いたような、上品でしっとりとした甘さの紫煙がバスルームに広がる。

 

煙は少なめ。

喫味は、やや鼻に効くスパイシーさがあり、そしてスモーキー。

繊細且つ優美。

 

灰を折ると甘く濃厚な蜜のエッセンスが広がる。

後半になると、コケティッシュな甘さが強くなり、真の魅力を曝け出す。

 

少し多めにカルダモンを調合した紅茶にマッチする。

 

敷居の高い京の舞妓、とでも表現すべきプレミアムシガー。

「パンチ」という名から連想するほどバイオレンスな輩ではなく、女性的で熟練した品性を持ち合わせている。

スモーキーな仮面を装っており、中々尻尾を見せない知性が窺えるが、瞬間に立ち昇るメルティな甘さには熱烈な魅力があるが故に、相応の価値を感じざるを得ないプレミアムシガーであると思った。

 

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著/臣咲貴王

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