創痍なる成功哲学

椿 ツバキ

昨年の創痍(そうい)より見出されつつある成功哲学。

 

諸行無常、栄枯盛衰。

変わらぬことのないこの世界において、一時的な状態を示す指標であるに過ぎない富や権力、健康などが、必ずしも永久を保障するものでないことは、この星に生きとし生ける誰もが承知の理(ことわり)であるだろう。

椿 ツバキ

 

万物は変化の宿命を逃れることができず、個は巨大なサイクルの中のミクロなサイクルとしてその使命を全うする。

 

人間は、その行動原理の一つとして、イメージ空間にそびえる「成功」という名の魔物に取り憑かれたかのように己の欲求やエゴを自らの支配者として招き入れるが、無常の世における真の成功とは一体どのような状態であるのだろうか。

我々が、マスメディアや広告塔の煽りによって言わば憧れさせられている物質界での成功は、所詮一時的な状態であるに過ぎず、変化を逃れることのできない物質的な満足が魂の器を永遠に満たす成功に直結するとは考え難い。

 

例えば、理想的資産を得た者が、その資産を失うかもしれないという恐怖に人生観をフォーカスした場合において、その思考が習慣となることによって描き出される人生に鮮やかさを見出すことは難しいだろう。

よって、富があろうとなかろうと不安のない人生観、つまり、一時的な充足に左右されることなく幸福度を維持することのできる意識状態へ思考習慣を書き換えることによって、初めて我々は我々の人生を自在にコントロールし得る権利を獲得することができるのではなかろうか。

 

成功、つまりは夢や理想を実現した状態を常に目指している場合において、成功していない状態はもちろん、いっときの失敗ですらも成功への過程なのであり、その一時的な状態に不安を覚えることは時間の無駄である。

常に目的を達成した状態を見据えているわけなので、それ以外の状態は、目的地へ向かう列車の中から見える刹那の風景であるに過ぎない。

よって、成功へと向かって行動する時、一時的な不安や挫折などに流されて精神的ベクトルをマイナス方向へ向けない限り、つまり諦めない限り失敗することなどあり得ないということが言える。

事故や災害による目的へ向かうためのフィールドの消失などといった、より大きなサイクルの変化に巻き込まれない限りは。

 

さて、2018年となり、本年の個人的な目標として「思考習慣の改善」を定めている。

実現された理想を脳内に習慣的にビジュアライズする作業である。

これまでに創痍の個人史の中で虎視眈々とインプットしてきた成功哲学を無意識の深奥へと浸透させるため、そして、培った成功哲学に基づいた思考習慣を己のライフサイクルに彫心鏤骨(ちょうしんるこつ)すべく、明確な目的意識を持って邁進していく所存だ。

 

追伸として、今年元旦に故郷で撮影した野鳥の餌付けシーン。

山雀 ヤマガラ 手乗り

 

「ヤマガラ」という種の学習能力の高い鳥で、手乗りとまではいかないが、掌に止まり向日葵の種を一瞬で奪い去っていく姿を見て心を満たした。

山雀 ヤマガラ 手乗り

 

年始には、恒例の魚介類解禁日も発動し、この一年の支配者となるべく英気を養った。

 

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著/臣咲貴王

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